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いまのみくりを愛する平匡さん

 

逃げ恥ダンスが大ブームとなったドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。普段テレビをあまり観ない私も、これは毎週楽しみにしていました。

 

新垣結衣さん演じるみくりの小賢しさが自分と度々かぶり、星野源さん演じる平匡さんがあまりにも可愛くて。そしてふたりの恋路にやきもきしながらも、繰り出される名言の数々にはとても共感していました。

 

逃げ恥の名言たちは以下のリンクでお楽しみ下さい♪

『逃げ恥』名言・名セリフ全話まとめ! | プリプラ -女子力アップできるサイト-

 

このドラマの中で私が一番好きだったシーンは、(誰もが挙げるであろう)平匡さんがみくりに突然キスをした電車のシーン。あのキスは想定外だった。「あ〜もう、絶対普通に降りてしまうんだろうな。」と思っていたところへまさかまさかの、、、♡

あの瞬間、「ひ、ら、まさ、ッ、、!よくやった!!!」と全視聴者が叫んだのではないでしょうか。(それか絶句!)

 

その電車のシーンの中で、私の心にぐぐっと響いたのは平匡さんのこのセリフです。

疲れたけど楽しかったな。彼に腹も立たなかった。自分の方がみくりさんを知ってると思ったから。

 

みくりの元カレ出現で心中穏やかではないだろうと思っていたところに、平匡さんのこの意外な言葉。とても温かくて優しくて包容力がある。この人はなんて素敵な人なんだ....と、とても感動しました。

 

自分にとってひとにわざわざ言う必要もない過去を、大切な人に知られてしまったとき。

過去のどんな経験にだって価値がある。そこにはそれを経験した意味が必ずあって、それがその人の成長だったり、気づきだったりに繋がって一番大切な【いまのわたし】が在る。

 

ひとつとして無駄だったものなんてないと私は思う。だからひとつひとつの経験に感謝したい。私をつくり出してくれたものだから、大切にしたい。

 

でも、それでもたまに、、

何であんなくだらない事をしてしまったんだろう。
何であんな馬鹿な事を言ったんだろう。
何であんな未熟な選択をしたんだろう。
何であの時わたしは気がつけなかったんだろう。

そんな風にふとフラッシュバックして、もやもやとした自己嫌悪に陥るときって誰にでもあると思う。

 

今では頻度が減ったものの、私にもごくたまに訪れます。

 

そんな時は自分なりの気持ちの切り替え方で乗り越えるしかない。過去は変えられないから。今の行動は今の自分でなんとでも出来ても、1秒前までの事はもはや手の出しようがない。それを悩む事はとても無駄。愚の骨頂!そんな風に自分をなだめる。

 

しかしそれはあくまでも【自分自身】への対処法で、、

その対象が【誰か】となった時はやはりとても苦しい瞬間がある。その【誰か】が自分にとってとても大切な人だったりするときは尚更。

 

自分ではもう認めている過去でその時の自分自身を許せているものだとしても、「間違ったな」とか「失敗したな」と一度でも感じた経験を、わざわざ声を大にして他人に言いたいとは思わないわけで。

でも残念ながら、それが他者から故意に【誰か】に広められてしまうこともある。(そしてそういう場合は大概が脚色されていたり、誇張されているからとても厄介。)

または故意ではないとしても、偶然【誰か】に知られてしまうこともある。

 

言い訳をしたり説明をしたり今の自分の在り方を伝えるという前の次元で、その件を知った事に関する相手の心への対処法なんてないと分かっているから、やはり苦しいものです。

その【誰か】が何を感じ考えたとしても、どうその人自身で乗り越えるかにかけるしかないから。

 

「僕の方があなたを知っている。」という言葉の安心感。

平匡さんの言葉がとても温かく感じたのは、それが【いまのみくり】を認めている言葉だったから。

 

過去にあんな男と付き合っていたのかよ、、みたいな野暮な思考に囚われず、平匡さんはちゃんと今のみくりを見つめていて、今の彼女の個性を理解してくれている。それってみくりにとってはとてつもなく大きな安心感で、私は嬉しくてたまらなかった。それを彼女に直接言葉にして伝えたら尚よかったのだけど、まぁそこはドラマの展開的には不要だったのだろう、、。

 

言葉に乗せて伝えることで相手が安心してくれるのならば、私は何百回でも言うし、何百回でも言われたい。聞き飽きたよと失笑さながらの愛と安堵の与え合い。それは恥ずかしいことでもなんでもなく、その地点から真のパートナーシップがうまれるんじゃないだろうか。

きっと最上級のパートナーシップでは言葉もいらなくて、視線で愛を交わす?安心感を交わす?空気で感じる?(どこにあるんだーーーーと叫びたくなってきたぞ、、とても理想的ですね、はい。)

そんな最上級に達するパートナーシップはなかなか難易度が高い。

 

だからまずはその一歩前の【言葉で伝え合う】という直球で、「あなたを理解しているよ」「あなたの事をちゃんと知っているよ」「分かってるから大丈夫だよ」「今のあなたがとても好き」そんな安心感を与え合えたら、私たちは簡単に過去の呪縛から解かれて、過去から繋がる【いま】をより一層大切に生きる事ができるんじゃないだろうか。

そして安心感に満たされた心は、いまこの瞬間に目の前にいるパートナーを愛していく自信になるのだと思う。

ひとを愛するには自信が必要だと思うから。

 

【いま】を見て欲しい。

野暮なことを考えてもしかたない。平匡さんを見習いましょう。目の前にいるパートナーの【いま】をちゃんと見て欲しい。

それはある意味、私の懇願にも似た気持ち。

 

自分自身を振り返った時に「情けないな〜」と度々思うわけです。でも「情けないな〜、だけどそれでいいや^^私なりにとても頑張っているじゃない。精一杯生きているんだから大丈夫。このままの自分で100点満点だわ!」そんな風に励まして前を向いて生きている。だからひとからも私のいまを認めて貰えたならば、それはとても大きな悦びと安堵になって、また一歩ずつ生きていく勇気に変わる。

 

パートナーだけではなく対人関係においても同じ。その人の【いま】を見て欲しい。

 

とは言え、誰が何を感じようが思おうが、そこは私が手の出せる領域ではないのだからその人の自由というもので。

【いま】よりも過去にフォーカスする人と出会ったら、真っ先に逃げること!!!関わるだけ時間の無駄だ。逃げることは=自分を守ることだと私は思います。

 

 逃げたっていいじゃないですか。ハンガリーにこういうことわざがあります。逃げるのは恥。だけど役に立つ。後ろ向きな選択だっていいじゃないか。恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切で、その点においては異論も反論も認めない。

 

平匡さんに同感です。

生き抜こう!!!!!!!